ニュースでも報じられていますが、21日の午後2時ころ、札幌から最寄りのワカサギ釣り場である「茨戸川」で、男性が水中に転落するという事故が起きました。
幸い、近くの釣り客により救助されたため軽傷で済んだとのことですが、船上から釣るワカサギ釣りとは違い、氷上ワカサギ釣りにはこのような事故が起こりうるのだと、改めて思い知らされました。
今回は事故を検証しながら、氷上ワカサギ釣りの危険についてまとめたいと思います。
今回の事故について
既報の通り、2月21日午後2時過ぎ、石狩市茨戸川において岸から20メートルほどの地点で男性が水中に転落しました。
転落した場所の氷の厚さはわずか5センチ程度だったとのことです。
正確な場所は確認できていませんが、石狩市新港東1ということで佐藤水産裏(サーモンファクリー裏)であろうと思います。
事故のあと釣り場に居た100人ほどの釣り客も避難させられたとのことです。
落下地点
岸から20メートルの地点で落下とのことですが、佐藤水産前の国道231号線(オロロンライン)の道路幅くらいでしょうか?個人的には「数字よりは思ったより離れた場所ではない」という感じがします。
佐藤水産裏であれば、おそらく一番遠いテントが20メートルくらいでしょうか。(写真は別の日です)
石狩放水路であれば、あまり、そこまで離れた場所で釣りをしている人は見かけたことがありません。(写真は別の日です)
氷の厚さ
茨戸川は流れがあるため、岸から離れると当然氷結していない箇所があります。
つまり岸から離れるにつれて氷の厚さが薄くなると思われます。
また、ここ数日札幌・石狩は気温が高く、日中は最高気温がプラスになるなど、暖かい日が続きました。
「暖かいのでワカサギ釣りに行くのが不安」という声も聞かれました。
そんな暖かい日が続き、例年であれば氷の厚い場所でも、人の体重が支えられないくらい氷が溶けていたのかもしれません。
管理されていないリスク
今回事故の起きたエリア(と思われる場所)は、釣り場として管理されている場所ではありません。
もちろん、立ち入る際の注意書きとして立て看板はあります。
しかし、基本的には自己責任で釣りを楽しむ場所です。
氷の状況などを自分で判断し、そこに立ち入って釣りをしても安全かどうか、すべて自分で判断しなければなりません。
今回は無事に救助されたから良かったですが、自分の判断ミスで救助を行った人までも危険にさらしたことや、事故が起きたことにより釣り場が閉鎖される事態になりかねないことなど、慎重な行動を心がけたいものです。
最悪の自体に備え、こんな冬用のライフジャケットも売っています。
以上、21日に起きた事故に対する、個人的な見解でした。
ちなみに、
付近の釣具店によると、茨戸川は冬季に結氷し、例年2月末までワカサギ釣りを楽しめるが、今年は氷が解けるのが早いという。
※http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/593916.htmlより引用
これってフィッシュランド太平店さんですかね笑
※フィッシュランドさんのブログに21日現在の氷厚状況が掲載されています。現在安全なのはマクンベツ、花畔大橋下流ということです。
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